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水野会長「5月度定例記者会見」あいさつ要旨

5月19日(水)、水野明久 中部経済連合会会長の定例記者会見を開催し、役員人事を公表するとともに、至近の活動を紹介しました。

◇役員人事
本日の理事会で、副会長に、セイコーエプソン株式会社 取締役会長の碓井 稔さん、株式会社八十二銀行 代表取締役副頭取の松下 正樹さんを、理事に、国立大学法人信州大学 理事、副学長の中村宗一郎さんを新たな候補者として決定いたしました。なお、中村さんにおかれましては、今年10月1日に予定されている国立大学法人信州大学の学長ご就任にあわせて、理事にご就任いただくことになります。
碓井さん、松下さん、中村さんにおかれましては、豊富な経験を中経連の活動に、活かしていただけるものと期待するとともに、続投いただく皆さまにも、引き続き、強力なリーダーシップで、中部圏をけん引いただきたいと考えています。
副会長・理事につきましては、6月8日の定時総会および総会後の理事会で選任されます。新体制でも、一丸となって、中部圏の持続的な発展に向け取り組んでまいります。

◇中経連の至近の活動
(地域会員懇談会)
4月から5月にかけて、三重、長野、静岡、愛知の会員の皆さまと「地域会員懇談会」を開催しました。
新型コロナウイルスの感染拡大状況を踏まえ、リアルとリモートを併用するハイブリッドでの開催となりましたが、中経連の事業計画や各種提言について説明するとともに、広く意見交換を行いました。
特に、中経連が事業計画に掲げる「地域力の向上」に関して、各商工会議所から地域に密着した取り組みをご紹介いただくなど、大変貴重な機会となりました。
中経連は、東京一極集中の是正、広域での産学官連携活動の充実・強化、魅力と活力ある地域づくりの推進などに向け、提言や要望活動に取り組んでおり、その中に、会員・地域の声を反映していくことは重要なミッションであります。
今後実施予定の岐阜、東三河および長野県伊那地区での会員懇談会でも、コミュニケーションをしっかり図ってまいります。

(CAMIP)
5月20日にナゴヤ イノベーターズ ガレージにおいて「中部先進モビリティ実装プラットフォーム」、通称「CAMIP(Chubu Advanced Mobility Implementation Platform)」のキックオフイベントが開催されます。CAMIPは、産学官の連携を通じて次世代モビリティの産業形成を進めていくことを目的に設立されるもので、中経連と名古屋大学が支援の母体となります。
具体的な活動としては、中経連の会員企業、中部圏の自治体や大学、研究機関が連携し、次世代モビリティに関する実証実験を行う際のパートナー探しのほか、エネルギー消費を最少にするシステム開発や技術開発など次世代モビリティの共通基盤の開発などであります。
イベントでは、名古屋大学より松尾総長を迎えるとともに、行政や企業の具体的プロジェクトについてご紹介いたします。

(70周年記念式典)
6月8日開催予定の中経連創立70周年記念式典では、中部圏の目指すべき将来像の実現に向けて、中経連の今後5年間の取り組みの指針となる「中期活動指針 『ACTION 2025』」を公表するとともに、国立研究開発法人科学技術振興機構、通称「JST(Japan Science and Technology Agency)」の濵口理事長をお招きして記念講演を実施します。JSTは、わが国の科学技術に関する中核的役割を担う機関として、様々なプログラムを実施するとともに、シンクタンク、科学コミュニケーション、科学技術イノベーション人材の育成など、幅広く多彩な事業を有しております。
濵口理事長には、「ウイズ/ポスト・コロナ時代の科学技術 ~産学連携、人材育成の現状と課題~」をテーマに、研究開発に関する世界のトレンドや、わが国や中部圏の研究開発の実力、イノベーション活発化に向けた展望などについて、大局的な視点でご講演いただく予定です。なお、記念式典は定時総会に引き続き開催する予定です。

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