2022.2.21
活動報告
中経連は、会員の皆様からの意見を今後の事業活動に生かすことを目的に、地域会員懇談会を開催している。今回は、「地域の創生」をテーマに、三重(11/12)、静岡(12/2)に引き続き、愛知、長野、岐阜、上・下伊那の各地域で開催した。
◆愛知地域会員懇談会
1無料 麻雀 ゲーム アプリ9日(木)・1月18日(火)、名古屋市およびオンラインにて開催。
水野会長、佐々木副会長、大島副会長、碓井副会長、松尾理事 をはじめ108名が参加。
◆長野地域会員懇談会
1無料 麻雀 ゲーム アプリ23日(木)、長野市にて開催。水野会長、碓井副会長、松下副会長、中村理事をはじめ13名が参加。
◆岐阜地域会員懇談会
1月20日(木)、岐阜市にて開催。水野会長、竹中副会長、村瀬副会長をはじめ19名が参加。
◆上・下伊那地域会員懇談会
1月24日(月)、オンラインにて開催。水野会長をはじめ15名が参加。
各地域の現状や課題、中経連に対する要望について意見交換を行った。参加者からの主な発言は以下のとおり。
【DXの推進について】
・中部圏はデジタル人材の層が薄い。IT企業や外資系企業の少なさが背景にあるのでは。〈全地域〉
・名古屋経済大学は文系の大学だが、ITリテラシーを全学部で必修科目としている。また、IT人材づくりに向けた教育プログラムを検討している。〈愛知〉
・当社では、デジタル人材を採用するのではなく、 最新のIT機器やシステムを導入して社員のスキルアップを図っている。〈愛知〉
・DXによって新しい価値が創造され、新しいビジネスが生み出される。DXが進んでいない中小企業に対し、中経連で支援するスキームの構築を検討無料 麻雀 ゲーム アプリき。〈愛知〉
・地域の創生において中小企業のDX化は重要だが、自社のみが推進してもあまり効果がなく、行政を含めサプライチェーン全体がDX化しなければ ならない。〈岐阜〉
【カーボンニュートラルについて】
・海外投資家では、化石燃料を使用している企業の株式を売却する動きが出てきており、わが国でも早晩同じ流れになるだろう。〈愛知〉
・カーボンニュートラルの実現に向けて、自社内のエネルギー政策に取り組むとともに、お客様に対する見える化の活動も進めている。〈岐阜〉
・一企業の取り組みには限界がある。国による支援制度づくりを中経連から後押ししてほしい。〈長野〉
・日照時間の長い飯田市では、多くの企業が太陽光発電に早い時期から取り組んでいる。当金庫でも大規模融資を行っている。〈上・下伊那〉
【人材確保について】
・3K業界では、親の理解が得られず若い人材の確保に苦労している。YouTubeで職場を紹介したり、親子見学会を実施したり、イメージの改善に努めている。〈愛知〉
・長野県内では製造業・建設業ともに投資が増えており、労働者の奪い合いが起きるほど人手不足が課題となっている。〈長野〉
・リサイクルを推進して大量生産を見直せば、カーボンニュートラルのみならず人手不足の解消にもつながるのではないか。〈上・下伊那〉
・飯田市では、人口減少が止まらない地方都市から若者の都会への流出を防ぐため、信州大学の新学部誘致活動を地元住民と産学官が一体となって取り組んでいる。〈上・下伊那〉
【ダイバーシティについて】
・外国人・高齢者・女性を低賃金で雇おうという企業が多いことは問題。ダイバーシティで新しい価値を生み出すことを目的に据えるべき。〈愛知〉
・人口減少が進む中、外国人を雇用しないと乗り切れない時代となっており、中部圏もこの問題に取り組んでいくべき。〈愛知〉
・信州大学と金沢大学が共同で取り組む「かがやき・ つなぐ」北陸・信州留学生就職促進プログラムが評価を得ているので、ぜひ参考にしていただきたい。 〈長野〉
・飯田・駒ヶ根・伊那の3商工会議所では、「女性会」を設置して女性の活躍に積極的に取り組んでいる。中経連の「中部の魅力を語る なでしこの会」 とも連携していきたい。〈上・下伊那〉
【広域連携について】
・岐阜大学と岐阜薬科大学は、両大キャンパスが所在する黒野地域において、岐阜市のライフサイエンス拠点として研究機関や企業が集積するエリア形成を進めている。2024年度には東海環状自動車道の岐阜IC(仮称)も開通を予定しており、企業誘致など中経連にも協力をお願いしたい。〈岐阜〉
・岐阜羽島ICの南部地区は工場立地に制限がある。地域の創生には企業誘致は欠かせないことから、市や経済団体が協力し合い関係機関に働きかけてほしい。〈岐阜〉
・当社では、事業部門によって独立している複数のカンパニーを「つなぎ」、新たな価値を「引き出し」、 そして事業を「伸ばしていく」という、中経連が掲げる「つなぎ、引き出し、伸ばす」を数年前から実行している。中部圏という広域でこの取り組みを進める中経連の活動に期待している。〈岐阜〉
・大学には、地域貢献に向けて、地域に根差した研究を行ってほしい。当社としても県全体の産業が育つよう、大学との連携を強化していきたい。 〈長野〉
・信州大学と当社との間で、地域社会の持続的発展を目指すことを目的に、「産学連携に関する包括協定」を締結した。三重大学・岐阜大学とも本協定を結んでおり、地域に根差した活動を広げていきたい。〈長野〉
・三遠南信自動車道の全線開通の目途が立ってきた。港湾物流における三河湾とのつながりや交通アクセスをどう生かしていくかなど、中経連とも話し 合い、飯田市が信州の南玄関口としての役割を果たせるよう取り組んでいきたい。〈上・下伊那〉
・飯田市にはリニア駅の設置が予定されているが、 市民の間では盛り上がりに欠けており、活性化策を検討している。中経連にも協力をお願いしたい。 〈上・下伊那〉