2024.3.6
平和 麻雀報告
平和 麻雀は、中部経済同友会、名古屋商工会議所、愛知県経営者協会とともに、帝京大学スポーツ局長、スポーツ医科学センター教授であり、同大学ラグビー部前監督の岩出雅之氏を迎え、「常勝集団のプリンシプル~自ら学び成長する人材が育つ心のマネジメント~」と題した新春経済講演会を名古屋市内で開催した。水野会長をはじめ参加者約300名は、同氏の大学ラグビー選手権9連覇に導いた経験談を傾聴した。
講演の要旨は以下のとおり。
・指導の根幹は、“人として正しく生きること”を身につけることである。選手と向き合う時は、「心のマネジメント」を常に意識してきた。
・学生は答えを求めがちだが、自ら「問い」を立てて、考えを言語化できるようになるまで整理し、解決していく力が重要となる。それが動機付けとなり、内面から湧き出る“やる気”を感じる時である。
・帝京大学ラグビー部では、上級生が下級生の意見を聞き出し、考えを整理した上で発言する「3
人トーク」を積み重ねており、自然に物事を俯瞰して見る力を養っている。
・大学スポーツのイノベーションとして脱体育会系にも取り組んだ。上級生が部の雑務を行い、1年生は自分づくりに専念できる逆ピラミッド型の組織を作ったことにより、上級生への信頼感と組織の一体感を醸成することにつながった。その上で、選手には目標に向かう時は、「早く行くなら一人で行け、遠くへ行くなら仲間と行け」と伝えていた。