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1月28()、第23Next30産学フォーラムを開催、26名が参加した。

はじめに、名城大学理工学部応用化学科助教の池邉由美子氏が「次世代の扉を開く超伝導 ~超伝導材料の応用を通して環境問題を考える~」と題して講演を行った。超電導材料は冷やすことによって電気抵抗がゼロになることを説明し、現行の銅線を用いた送電を超伝導ケーブルに置き換えることができれば送電ロスがゼロなるといった事例を紹介した。そして、超伝導材料の実用化が進めば、発電コストやCO2削減にもつながり、来るべき低炭素社会の実現に大きく貢献できると述べた。

次に、中部大学応用生物学部環境生物学科講師の長谷川浩一氏が「線虫による生物農薬開発 ~寄生虫で害虫駆除できるか~」と題して講演を行った。多くの動植物や昆虫に寄生する線虫は、ギニアワームを代表に古来より人間にも寄生し、様々な病気を引き起こしてきたことを紹介した。一方、近年は農業病害虫を駆除する新たな手段として、線虫を利用した生物農薬の研究が進められており、今後、有機農業への普及が期待できると述べた。

続いて、中京大学スポーツ科学部スポーツ教育学科講師の和光理奈氏が「身体表現の可能性 ~身近な自己表現から舞台芸術へ~」と題して講演とワークショップを行った。ダンスの歴史と変遷、学校教育におけるダンスの必修化までの経緯紹介の後、参加者によるダンス体験に移った。音楽に合わせてリズムを取ったり、身体を動かしてお互いに自己紹介を行う身体表現を体験し、会場は大いに盛り上がった。最後に、和光氏による創造的総合芸術としてのダンス作品を鑑賞した参加者は、ダンスへの理解をさらに深めた。

その後の懇親会では、参加者が講師を囲み、それぞれの研究について意見を交わすなど、より一層の親睦を図った。

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