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中経連は2月3日()、「第8回中部コーディネータ研究フォーラム」を開催し、中部5県のよろず支援拠点コーディネータ、支援機関・大学のコーディネータ、中堅・中小企業支援に関する有識者・研究者など16名が参加した。

本フォーラムは、中部圏各地で中堅・中小企業支援をしているコーディネータのネットワーク強化と企業支援力の一層の向上をねらい、平成27年3月に設立したものである。

はじめに、山形大学大学院准教授の柊紫乃氏から、「景気停滞機・減退期における現場改善会計」と題し、現場改善会計(改善効果の見える化)が原価低減額に直結しなくても、それを「将来への可能性」と捉え、人材育成や経営改革に活かすべきという考え方が紹介された。

続いて、()マルト水谷社長の梶田知氏から、アメーバ経営の導入、トヨタ生産方式による現場改善、そこから生まれた資源を活用して開発した新事業「速達生」(新鮮なビールを工場出荷後2日以内に店舗に届けるサービス)など、従来の「酒屋」から「飲食店繁盛支援業」に発想を転換し取り組んできた事例などを交えてご講演いただいた。

本フォーラムでは、これまで主に製造業を題材に実施してきたが、今回はサービス業における事例紹介とディスカッションを実施した。参加者からは、「大変興味深かった」「コーディネータの仕事をするうえでいい気付きが得られた」などのコメントを多数いただいた。

次回は4月に開催する予定である。

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()マルト水谷社長の梶田知氏によるご講演の様子

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