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1月22()Next30産学フォーラムは36回目のフォーラムを名古屋市内にて開催、27名が参加した。

今回は、岐阜大学応用生物科学部准教授の椎名貴彦氏による講演、東海学園大学経営学部准教授の山田裕昭氏による講演&ワークショップを行った。

椎名氏は、「ストレスによって下痢や便秘になるのは、なぜ? ~胃腸運動をコントロールする神経系の秘密を探る~」をテーマに、消化管障害はストレスによる自律神経系のバランスの崩れが主な要因であることを説明。排便や大腸運動にはセロトニン等の酵素が大きく関与することを突き止め、「今後この作用を治療や医薬品の実用化につながるよう研究を進めていきたい」と述べた。

山田氏は、「ものづくりにおける競争力について -QDC+F-」をテーマに、競争力のある企業は生産工程のマネジメントに優れ、かつユーザーに魅力のある製品を提供できていることを説明。参加者は競争力の構成要素を学ぶため、4人グループで決められた工程に沿って役割を分担しながら紙飛行機を製作する課題に取り組んだ。紙飛行機は飛行距離、時間内に製作した数、コスト等で評価され、参加者はものづくりにおける競争力とはどのような意味なのか理解を深めた。

※Q:Quality、D:Delivery、C:Cost、F:Flexibility

引き続き開催した懇親会ではポスターセッションを実施し、三重大学地域イノベーション推進機構助教の加藤貴也氏が「力学的に背骨の動きを見ることで、優しい腰痛治療ができるかも?」をテーマに、名古屋市立大学看護学部助教の細川陸也氏が「幼児期の社会的スキルの発達に影響する環境因子」をテーマに、研究内容を紹介した。人体模型など興味を引くツールを活用して詳しく説明する等、多くの参加者が両氏の発表に深く理解を示した。

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