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7月27日(金)、駐日シンガポール大使のルイ・タックユー氏が中経連を訪れ、豊田会長、小川専務理事等と懇談した。

タックユー氏は、「明日から中部国際空港にシンガポール航空 ボーイング787-10の最新鋭旅客機が就航する。これにより旅客数増加が見込まれ、一層の交流深化を期待している」と述べた。また、「現在、シンガポールには5,000社の日系企業が進出している。多くの企業からアジア最初の進出拠点として選ばれるのは、国際都市としてビジネスがしやすい環境が評価されている証しである。中でも製造、サービス、研究開発、バイオサイエンス、製薬などの企業誘致に力を入れている。これらの分野を中心に中部の企業が海外進出を検討する際は、ニーズにあわせて支援していくので、シンガポールを是非選んでほしい」とアピールした。

豊田会長は、「シンガポールには中部圏からも多くの企業が進出している。また、ボーイング787-10の部品の多くは中部の企業で製造されており、この度の就航を歓迎する」と述べた。さらに、「シンガポールと日本は港湾を中心に物流が発達しており、この分野ではIoT・AIの導入を共同研究できる可能性があるかもしれない。名古屋大学とはすでに連携がはじまっているが、他の大学、研究機関、企業とも技術的交流を進めてほしい」と要請した。

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タックユー駐日大使(左から2人目)

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