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３月16日(金)、昇龍道プロジェクト推進協議会（会長：豊田中経連会長）は、第９回協議会を福井市内にて開催し、昇龍道大使の中野良子氏や平出淑恵氏など、約100名が参加した。

冒頭挨拶で豊田会長は、外国人延べ宿泊者数の伸び率が他地域に比べて低調である状況について、「ブランド構築・発信にまだまだ多くの課題があり、他地域と明確に差別化できるアピールポイントを上手く伝えていかなければならない」と述べるとともに、杉原千畝ルートを好事例としてあげ、行政区域を超えた広域連携の必要性について強く訴えた。

議事では、アジア市場で急増する個人旅行者への対応（ＳＮＳ活用等）や、欧・米・豪市場へのプロモーション強化（オーストラリアへのミッション団派遣等）など、2018年度の活動方針が承認された。出席者からは、宿泊施設などでの無料Wi-Fiの整備推進や公共交通機関での多言語対応など受入環境の整備に関わる取り組み状況が報告された他、地域の住民や外国人との連携の必要性が述べられるなど、活発な意見交換が行われた。