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中経連は9月3日(月)、総合政策会議において、中部国際空港(株)代表取締役社長の友添雅直氏を講師に迎え、「二本目滑走路の実現に向けて」と題した講演会を行った。
友添氏は、中部国際空港が地元官民の熱意で開港に至った経緯や、二本目滑走路の必要性、その実現に向けた課題について説明を行った。
説明によれば、昨今の旺盛なインバウンド需要増加による就航便増加に伴い、ピーク時間帯の発着回数が滑走路の能力の限界に近づいていることや、24時間運用がゆえに深夜時間帯における滑走路のメンテナンス時間の確保ができないことなど、滑走路一本による弊害が顕在化しつつある。一方、長らく超えられなかった開港初年度の年間旅客数1,235万人に対し、2018年度は過去最高の旅客数1,300万人を見込み、2019年度は1,500万人を目標に据えるなど施設・需要の両面で二本目滑走路の整備が急務になりつつあることを述べた。最後に、二本目滑走路の整備には、国による空港基本計画の変更手続きが必要であり、リニア中央新幹線開業予定の2027年までに実現するには、ここ1~2年が正念場だと滑走路整備に理解を求めた。

【資料(PDF)】<提供:中部国際空港株式会社>
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