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中経連は、4月17日(水)、「中部圏イノベーション促進プログラム」第7回講演会を名古屋市内にて開催し、約80名が参加した。

今回は、多摩大学大学院経営麻雀 ゲーム フラッシュ学研究科教授の紺野登氏を講師に迎え、「イノベーション・エコシステム ~『場』が生み出す持続的成長 ~」と題し、イノベーション・エコシステムの定義からソーシャルイノベーションの最新動向まで、幅広く講演いただいた。

紺野氏は、プラットフォーマーと呼ばれるGAFAのビジネスモデルを例に、凄まじいデジタル化のインパクトが進むと、Googleでさえ取り残される可能性があることを紹介し、今後の長期的・持続的経済成長には、個人や企業の知識資産が知識資本(知的資本や社会資本)として、創造、共有、蓄積される知識イノベーション・エコシステムが必要であることを説いた。

また、イノベーションを基軸とする経営モデル(イノベーション経営)の新常識として、「イノベーションとは新規事業開発や技術革新であるといった誤解が多くある」「日本企業は改善だけでなく創造も得意」「保守的で動きにくいと言われている大企業でも、イノベーションを起こすことが可能」「尖った個人も重要なプレイヤーだが、日本企業が得意な組織的取り組みが創造性を生み出す」ことなどを掲げ、経営層が行動指針にもとづき社内イノベーション・エコシステムを構築し、実践することが重要と述べた。また、「中部圏はイノベーション経営の条件を満たしており、そのポテンシャルを発揮することを期待する」と締めくくった。

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