2020.2.19
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Next30産学フォーラム neoは、2月3日(月)、第48回目のフォーラムをナゴヤ イノベーターズ ガレージにて開催し 32名が参加した。
今回は、愛知大学経営学部准教授の冨村圭氏および三重大学地域イノベーション推進機構准教授、知的財産統括室副室長の狩野 幹人氏による講演とワークショップを行った。
冨村氏は、「ファイナンス理論に基づいた個人の資産運用」と題して金融庁のワーキング・グループが発表した報告、所謂「老後2,000万円問題」について、公的年金制度とそれを補完する私的年金制度を概観することで、必要額とされる「2,000万円」は、個々人の状況によって必ずしも当てはまらないことを説明した。
またOECDの調査によると日本人の金融リテラシーは、国際比較においても低く“金融知識”も十分とは言えない状況の中で、本講演では伝統的なファイナンス理論の概要と、行動ファイナンスの概要について説明を行い、その違いについて参加者はワークショップを通じて実感した。
狩野氏は、『知財の「ち」~イノベーションの第一歩 特許登録~』と題して、特許制度の目的は発明の保護だけでなく、発明の利用促進であり、特許出願後に内容が公開されることで利用促進に寄与し、それが産業の発達につながると説いた。
権利の保護が目的であると理解していた多くの参加者は、知財はイノベーションを推進するためのツールであるという新たな学びを得た。
ワークショップでは実際に三重大学が特許を出願し最終的に勝ち取った事例を用いて、特許申請の難しさや、視点を変えることで申請が通ることもあること等を学んだ。
ワークショップの問いに自身を照らし合わせ微笑む参加者
三重大学の特許出願の実例に取り組む参加者